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現場レポート

カテゴリー (軽井沢 DR邸)

軽井沢DR邸-4(建て方) 2026:05:20:13:10:57

いよいよ建築物を建てる工程で最もダイナミックなステップ、「建て方」です。建て方とは、柱や梁など主要な構造材を現場で組立て、「棟上げ」までをおこなう工程のことです。また、棟上げとは、桁や母屋と平行に棟木を屋根の最高位置に取り付ける作業であり、上棟(棟をあげる、ですね)とも呼ばれます。


建て方は、まずはお清めの儀式からはじまります。通常、建て方の日の朝、大工の棟梁とオーナー様が、建物の四隅を塩とお酒をもってまわり、工事の安全と無事を祈ります。塩には強い浄化作用があるため四隅にまくことで、土地を清め邪気を払う作用があるといわれています。また、お酒は日本古来より、神々へのお供えものとして用いられてきました。工事安全祈願のお札と共に、供えられています。ちなみに、こちら軽井沢DR邸では、長野県小諸市唯一の酒蔵であり、180年もの歴史を持つ大塚酒造が造る浅間獄(純米酒)が用意されました。現在は8代目の杜氏が、その伝統を受け継ぎつつ、情熱的に酒造りをされています。ラベルもとても素敵な日本酒です。


1枚目(2025.12.22撮影)


9.建て方(名前消して).jpg



建て方の日には、大勢の助っ人の大工さんが集まり、協力して一気に棟上げまでを行います。建物の大きさにより異なりますが、通常5人から10人程度の大工さんで行うことが多い工程です。DR邸のこの日は、青空が広がる快晴でした。天気ばかりは何ともなりませんので、快晴であったことに感謝です。


2枚目・3枚目(2025.12.23撮影)


12.建て方.jpg


11.建て方.jpg

基礎が完成すると次は、土台敷きに進みます。


写真中央に、お仕事中の大工さんが2人、写っています。この日の軽井沢は、最低気温が氷点下6度まで下がった寒い日でしたが、晴天で青空が広がっていました。ピーンと張り詰めた空気の中、土台敷きの作業です。


実は、この土台敷きの前にもうひとステップ、大事な工程があります。「墨出し」です。墨出しとは、設計図面に基づいて、基礎コンクリート上に土台(木材)をのせる位置を正確にマーキングしていく作業です。この墨出し中に、位置や高さに間違いが生じると、柱の位置がずれたり、床の水平がとれなかったりと、あとの施工に大きく影響してきます。建築物を建てる中で最も大事な工程のひとつです。ちなみに、墨出しには、実際に墨と糸をつかって基礎コンクリート上に線を書いていきます。墨は雨でも消えにくく、またコンクリートのような素材にも線が引けることが理由です。墨は雨でも消えにくい、って意外じゃありませんか?私にとっては、とても意外ですぐに消えるものだと思っていました。


写真:251219撮影251209_.土台敷き.jpg

2025年11月下旬、基礎工事の様子です。


この年は軽井沢近辺は特に紅葉が美しいと言われていましたが、こちらの敷地も例にもれず紅葉真っ盛りの時期に基礎工事となりました。


まずは、生コンクリートを流し込むための型枠造りからです。敷地内での建物の位置やサイズなどが目にみえてくるステップであり、どんな建物になるか期待が大いに膨らむ楽しい工程でもあります。


1枚目(2025.11.13撮影)


4.基礎工事.JPG



型枠が完成したら、次は鉄筋の配筋です。設計図通りに、ピッチなどを測定しながら丁寧に組んでいきます。


2枚目(2025.11.16撮影)


6.基礎工事.jpg



約1か月ほどで綺麗な基礎の完成です。基礎の中に柱状のものが複数立っていますが、これはベタ基礎と一体化した強固な円筒系の基礎で、直径が250 mm、立ち上がりの高さが880 mmあります。この柱状基礎にも、もちろん、しっかりと鉄筋を配置しています。地震大国日本では、やはり基礎が非常に大事ですので、私ども佐々木工務店では、このような一体型ベタ基礎工法を用いています。


3枚目(2025.12.10撮影)


7.基礎工事.jpg






軽井沢DR邸-1(伐採) 2026:05:07:17:24:46

現在建築中の軽井沢にあるDR邸の、これまでの建築工程の軌跡をご紹介します。


敷地によりますが、基礎工事をはじめる前に林の整理をするため、木々の伐採をします。特に軽井沢近辺では、自然豊かな場所が多く、敷地内に立派な木々が生い茂っているところが少なくありません。こちらの敷地もそうでした。


1枚目 (2025.8.20撮影)、昨年の夏の様子です。木々が青々と元気に成長しています。公道に面し、日当たりも良い場所ですね。



1.before_OR.jpg


2枚目 (2025.9.13撮影)が伐採後の様子です。なるべく木を残し、室内から林の風景を楽しめるように、また必要な場合には目隠しにも気を配りながら、この段階で建物の窓の形や大きさ、位置などもイメージしながら設計が進んでいきます。何もないからこそ、何にでもなれる、無限の可能性を秘めた楽しいステップが設計のはじまりです。


3.伐採終了_OR.JPG




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